林業現場の熱中症対策。予防のポイントと発症時の応急処置

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スズメバチやクマと違い、熱中症は「相手」がいない分、対策を怠りがちな危険です。しかし林業の労働災害の中でも、夏場の熱中症は毎年一定数発生しており、対処が遅れると命に関わります。

林業現場が熱中症になりやすい理由

予防のポイント

作業前

作業中

装備

熱中症の症状レベルと対応

症状 レベル 対応
めまい、立ちくらみ、筋肉のこむら返り 軽度 涼しい場所へ移動、水分・塩分補給、経過観察
頭痛、吐き気、倦怠感、判断力の低下 中等度 作業中止、涼しい場所で安静、自力で水分が摂れない場合は医療機関へ
意識障害、けいれん、体温の異常な上昇、呼びかけへの反応が鈍い 重度 迷わず救急要請。到着まで体を冷やす(首・脇の下・太もものつけ根)

判断に迷う場合、「様子を見る」を選ばず医療機関に相談する方が安全です。特に中等度以上の症状は悪化が早く、山中では搬送に時間がかかることも念頭に置く必要があります。

現場に常備すべきもの

熱中症は「症状が出てから対応する」より「症状が出る前に休む」方がはるかにコストが低い災害です。次回は山ヒル対策について取り上げます。